Bachiranun ばちらぬん

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2021 / ドキュメンタリー、ドラマ / 61min G
全世界(日本を除く)
英語・中南米スペイン語・インドネシア語・タイ語・中国語(簡体字・繁体字)
THANK YOU FOR WATCHING

Synopsis

生命力溢れる与那国島の映像美に酔うドキュ・フィクション

「ばちらぬん」とは日本の最西端、沖縄県与那国島の言葉で「忘れない」という意味を持つ。消えてしまう島の言葉、文化を忘れられてしまう前に残さなくてはと、与那国島出身の東盛あいか監督が主演ほか美術・編集も務めた本作は第43回ぴあフィルムフェスティバルPFFアワードでグランプリを受賞。全編通して話される与那国語が大きな話題を呼んだ。島の日常や祭事、文化、風景を収めたドキュメンタリーと、花、果実、骨、儀式などをモチーフに幻想的に紡がれる世界が交錯していく。島が持つ記憶や文化を東盛監督自身の経験に重ね、その地に暮らしてきた人々の人生の記憶をも辿る、フィクション、ドキュメンタリーの枠を超えた土地と人々の物語。
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Director Profile

東盛あいか

京都芸術大学映画学科俳優コース卒業。在学中に学生映画に出演しながら映画制作を学び、卒業制作の初監督作品『ばちらぬん』がぴあフィルムフェスティバル 2021 にてグランプリを受賞。本作では主演、編集、美術も務めた。与那国語を学び発信しながら、コラム執筆や俳優として活動中。
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ばちらぬん
キャスト
東盛あいか、石田健太
監督
東盛あいか
脚本
東盛あいか
海外窓口
東盛あいか
徐昊辰
徐昊辰

この映画は、JFF+の特集記事「世界の映画人7人が選ぶ、いま注目の日本インディペンデント映画」を通じて徐昊辰氏により推薦されました。記事では、映画評論家や映画祭プログラマーとして国際的に活躍している、日本映画をよく知る7人の専門家が、各々がおすすめするインディペンデント映画を紹介しています。『ばちらぬん』をはじめとする、作家性や実験性が色濃く表れる日本のインディペンデント映画は世界にどう映っているのでしょうか?ぜひご覧ください。

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東盛あいか
東盛あいか
監督

与那国語はユネスコに指定された消滅危機言語です。本作品は大学の卒業制作であり、企画当初は与那国島でオールロケの長編劇映画を撮る予定でした。しかし、撮影が始まったのはコロナが来た初めの年で、撮影計画のほとんどが潰れてしまいました。そんな先の見えない中で生まれたのが、ドキュメンタリーとフィクションを混ぜた手法の「ばちらぬん」です。キャスト全員がスタッフも兼任するほどギリギリの状態で撮影しました。私の故郷である与那国島の景色が、暮らしが、言葉が、変わってしまう事への焦燥感が、今の私にしか撮れない「ばちらぬん」を生みました。必死に撮った私だけの内臓のようなこの映画が、誰かの内臓になれるとは思ってもいませんでした。いびつで、不器用で、青くまっすぐな映画です。「ばちんなよ(忘れないで) 」とは言いません。あなたの「ばちらぬん(忘れない) 」に少しでも届いたら幸いです。日本の一番西の小さな島からあなたへ。

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